継手(つぎて)というのは、部材をその材軸方向に継ぐ方法、またはその接合部のことをいいます。
木材の場合、継手が用いられるのは、次のようなものです。 ■土台 ■梁 ■桁 ■胴差(どうさし) ■大引(おおびき) ■根太(ねだ) ■母屋(もや) ■たる木 ■追掛大栓継(おっかけだいせんつぎ) ■腰掛あり継ぎ...など
仕口(しぐち)というのは、方向の異なる部材を接合する方法、またはその接合部のことをいいます。
仕口は、次のようなところに現れます。 ■柱・梁 ■梁・桁 ■土台のL字部分...など また、部材が重なって交差する場合には、次のようなものが用いられます。 ■相欠き(あいがき) ■渡りあご...など さらに、一方の部材が他方の部材にぶつかりT字型をなす場合には、ほぞ差し、大入れを基本とする各種の仕口が用いられます。