公庫の廃止でつみたてくんはどうなるのかについて
「住宅債券(つみたてくん)」や「住宅積立郵便貯金」については、住宅金融公庫が廃止された後も、経過措置として、住宅金融支援機構が引き継ぐ形をとっています。
「住宅債券(つみたてくん)」は?
「住宅債券(つみたてくん)」というのは、3年間または5年間、年2回債券購入の積立をした人が、住宅を取得する際には割増融資を受けることができるという制度です。
この「住宅債券(つみたてくん)」は平成17年度末で新規受付は廃止されましたが、下記の条件を満たしたすでに積み立てている人については、満期後、住宅債券積立者として住宅金融支援機構の個人融資を利用できることになっています。
■申込本人が引き受けた債券の60%以上を債券換金時か申込時に保有していること
■債券を換金した人については、債券を換金してから6か月以内であること
■3年積立コースの場合
・住宅債券を7回全部積み立てていること
・積立手帳に表示された割増融資の対象期間内(積立終了後4年間)であること
■5年積立コースの場合
・住宅債券を7回以上積立てていること
・最後に引き受けた債券の発行日の翌日から5年以内であること
「住宅積立郵便貯金」は?
「住宅積立郵便貯金」というのは、3・4・5の年の積立期間に毎月分とボーナス分で合計43万円の積立を行った人が、275万円の郵貯加算額を受けられるという制度です。
この「住宅積立郵便貯金」も平成17年度末で新規受付は廃止されましたが、経過措置として、郵便局の発行する平成19年度の「貸付あっせん書」の交付を受けた人については、満期後、積立郵便貯金者として住宅金融支援機構の個人融資を利用できることになっています。 |